タイトルまんま。
最初は「この人上手い」「この人下手だ」って思ったりするけど、見続けてると「みんな横並びで同じでは??」と思えてくる。
いや、実際多分そうなんだと思う。経験年数に差がない限り、力はみんな横並びだ。
そしたら何が差をつける?
僕なら、「声量と滑舌」と答える。
皆さんは、声が小さい、滑舌が悪い、何言ってるか分からない舞台を見たことがあるだろうか。
僕はある。散々見てきた。
そういう舞台は、大抵開始五分で聞くのを辞める。そして寝る。
そんな経験があるからこそ、第1に「セリフを聞き取ってもらえるか」を据えるのだ。
裏を返せば、「聞き取りやすさ」とは、横並びになるための土台だ。土俵だ。
土俵に上がらなければ相撲がとれないように、聞き取りやすくなければ舞台に立つのは難しい。僕は、僕の流儀はそれだ。
何が言いたいかって言うと、うん、滑舌とセリフの精度以外で甲乙つけるの難しいよねという話。
誰が上手いとか、下手とか、そういうの全くなくて、みんなある程度のところで団子なんだなと思った。
(もちろんベテラン勢は格が違ったけれど)
大人になったな、自分。